設定で迷子にならない為の備忘録。 ド素人がエフェクトペダルの特性を可視化して使い方を模索してます。

2023年1月27日金曜日

Boss DS-1w vs DS-2 の動きを比較してみる

event_note1月 27, 2023
Boss DS-1w vs DS-2 違いを比較レビュー



今回はBoss DS-1wとDS-2の波形がどのように違うのか、トーンコントロールだけに絞って比べてみたいと思います。
この二台を比較してみた理由として、DS-2のMode-IがDS-1の音だと思われがちなところもあると思いますし、DS-1wのC-Modeにおけるミッドブーストも、DS-2のターボモードと何が違うんだと疑問に感じている方々もいらっしゃるのではないかと感じたからです。





 S-Mode / Mode-I 


緑がDS-1w、本当は綺麗なオレンジになるはずだった茶色がDS-2です。
CモードとモードIでは、音を聴いても分かるようにDS-2の方がやっぱり全体を通して中低域が出ているようです。
DS-1wの記事でも書きましたが、Sモードは10時辺りがニュートラルポジションみたいなもので、10時を境に左に回すとロー側にグンと寄り、右に回すとハイ側がガンガン上がって行きます。
こうやって比較して初めて気付いたのですが、DS-1は癖のある極端な動きですが、DS-2では全体的にバランスが取れるように改良されたのかなと思えるような動きになっていたのですね。
改良という言葉を使ってしまいましたが、DS-1のトーンコントロールはこれはこれで使える動きだと思ってたりします。





 C-Mode / Mode-II 



DS-1wの製品ページを見てみると「力強いミッド・レンジと立ち上がりの早いレスポンスを備えたカスタム・モード」なんて説明されているので、真っ先にDS-2を思い浮かべてしまいましたが比べてみるとこの様に全く異なったものになります。
Turbo modeの角のようにそびえ立つ中域の盛りっぷりとは対照的に、Custom modeでは中低域が上品に加えられた程度です。
また、DS-1wのトーンノブを最大にすると、ミッド域までの厚みが増しただけではなくStandard modeよりハイが若干ですが抑えられています。




では、DS-1wのC-Modeと、DS-2のMode-Iを比べたらどうなるのでしょうか。
C-Modeにしても12時ではDS-2の中低域には届かず、トーンを少し絞った状態にするとローがはみ出しまったもののかなり近づきました。
かといって一致しても同じ音にはなりませんので好奇心を満たす以外の意味はありません。。。





因みに、この動画のピンクノイズはペダルを通した音ではありません。
こちらもアンプを通さずペダルだけをspectrum analyzerに通した波形です。



エフェクターがどう動くのかを可視化し、セッティング迷子にならぬよう覚えておくためのブログ。
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