今回はProCo RAT2 Distortionの波形を覗いてみたいと思います。
何も知らずに他のペダルと同じような感覚で触ってみると、あれ?っと少し戸惑ってしまいがちなペダルですが、はたしてRATはどのような動きをしているのでしょうか。
RATは色々なバージョンがありますが、通常のセンターマイナス9Vに変更された比較的最近のモデルとなります。
Distortion Knob
RATを使いこなすコツは、このディストーションノブの利き方を把握しておくことだと思います。と言ってもそんなに難しく考える必要はありません。- 最小値ではフラットな波形になってしまう。
- 9時以降ではハイからロー側に移動していく。
この2点だけを頭に入れておけばかなり使いやすくなるのではないでしょうか。
モコモコを避けてゲインを上げたいなら、ディストーションノブは12時までにして他でプッシュさせる方法を模索した方がいいかもです。
Filter Knob
RATのフィルター(トーン)ノブの動きは通常のペダルとは逆になっていまして、時計回りでロー側、反時計回りでハイ側を増やす利き方になっています。シーソーのように変動するタイプで、変な癖も無くよく利く印象です。
Filter & Distortion Knob
動画で見ると分かりやすいのですが、フィルターとディストーションの組み合わ方によってEQがかなり変化してきます。少しややこしいものの、ここを理解しておくと迷子にならず多彩な音作りが可能になるのではないでしょうか。
因みに、この動画のピンクノイズはペダルを通した音ではありません。
こちらもアンプを通さずペダルだけをspectrum analyzerに通した波形です。