設定で迷子にならない為の備忘録。 ド素人がエフェクトペダルの特性を可視化して使い方を模索してます。

2022年12月10日土曜日

「Ibanez TS mini」と「Boss SD-1」をスペアナで比較してみた





ミッドブースト系オーバードライブペダルとして超お馴染みのTube ScreamerとSD-1。凄く似てるようでよく聞くと異なり、コンプ感のあるTSに対して逆に広がり感のあるSD-1とそれぞれ音に特徴があったりします。

では、可視化したらどのように違ってくるのか、今回は二つの波形を比較してみたいと思います。




それぞれの波形
上がTS、下がSD-1です。両方とも全てのノブを12時に合わせた状態での波形ですが良く似ています。次にこの2つの画像を合わせてみます。

注)ノブの利き具合の確認を重視するためにペダルのみを通した波形ですのでアンプを通した波形とは若干異なります。





波形を重ねてみる
緑がTSミニで黄色がSD-1です。TSミニの方がほんのちょっぴりロー側にズレたような感じになって少しだけ異なるのが見てとれます。ところが、、、





TSミニのトーンを少し上げてみるとSD-1とほぼ同じに。もしかしてポットの個体差による誤差とかでも変わってくるのでしょうか?
では、今度はトーンノブの最小値と最大値を見てみましょう。





トーンの最小値は両方ともほぼ同じ。それに対して最大値では若干の違いが表れて、TSミニの方がミッドが控え気味になりハイが出るようになりました。どうやらトーンノブを上げ切った時にそれぞれのEQの個性が出てくるようです。
SD-1の方がハイが出ている気がするし元気ハツラツとした音を出すので、もう少し違いが出てくると思っていたのですが想像していたほど変わりませんでした。

そもそも音が違うのにだから何なんだと言われたら返す言葉が無いのですが、なんとなく気になったので比較してみました。
因みに、両方ともボリュームとゲインのノブは回しても変化がないので省略してます。
音の方は沢山の方々がレビュー動画や比較動画を上げているのでそちらで確認お願いします。




因みに、この動画のピンクノイズはペダルを通した音ではありません。
こちらもアンプを通さずペダルだけをspectrum analyzerに通した波形です。




それぞれの動画を載せた記事もあるので興味をお持ちになった方はこちらからどうぞ。
エフェクターがどう動くのかを可視化し、セッティング迷子にならぬよう覚えておくためのブログ。
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