レッチリのJohn FruscianteごっこをしようとBoss DS-2とElectro-Harmonix Big Muffをスタックしてみたのですが、この二つのペダルの前後関係が変わると当然ですが音も違ってきます。
フルシアンテがどの様に繋いでいるのか分かりませんし、両方確かめて似てると思った方を選べばよいと思うのですが、とりあえず繋ぐ順番によってどのうように波形が変化しているのか気になったので、スペアナを通して様子を伺ってみました。
単体でON
この二つの波形は各ペダル単体でONにした時の状態です。
比較しやすさを考えてボリュームとゲインは最大、トーンは12時に合わせてます。(単体での記事は最後にリンクがありますのでチェックしてみて下さい。)
注)ノブの利き具合の確認を重視するためにペダルのみを通した波形ですのでアンプを通した波形とは若干異なります。
DS-2が前段の時には、DS-2が基本となっている形のようですが、中域から低域が潰れてハイが出るようになりました。
同様にBigMuffの場合も、BigMuffの形が基本となっているように見えますが、逆に中域から中低域が持ち上がりターボモード特有の角も見えています。
これらを確認する前までは、後ろに置かれたペダルのキャラが優先されているのではないかと何となく思っていたので意外な結果です。
因みに、前段のトーンを動かしてもあまり変化が見られないので後段のトーンを動かした時の波形です。
前段にDS-2を置く場合、つまりBigMuffのトーンを動かしたわけですが凄くよく利きます。
BigMuffを前に置いた場合もそれなりに利いています。
トーンの調整はよく利く後段をメインにして、微調整は前段でという使い方がセッティングの近道なのかもしれません。
今回、このDS-2とビッグマフを繋げた波形をチェックしてとても興味深かったことは、コントロールが利くのは後段なのに、基礎となる波形が前段であったということです。しかし、全てがこうなるとも限らないので機会があれば他の組み合わせも試してみたいと思います。