今回はトレブルブースターとしてお馴染みであるRangemasterの自作cloneの波形を確かめてみたいと思います。
日立のNPN型ゲルマニウムトランジスタを使用してコレクタが6.8Vになるように調整してあり、入力のコンデンサを5nf、10nf、15nfの三段階切り替え式にしてハイを削れるようにしています。
以前はシリコンを使っていて試しにゲルマニウムにしたのですが、音量と歪み量が下がったくらいで音は期待してたほどの変化はありませんでした。。。
スイッチON
スイッチをオンにするとこのようにハイからミッドに賭けて極端に盛り上がる波形になります。
ゲインを上げると籠ってくるようなクラシックなアンプに好んで使われるエフェクターである理由がわかります。
注)ノブの利き具合の確認を重視するためにペダルのみを通した波形ですのでアンプを通した波形とは若干異なります。
Boost Knob
ブーストのノブをミニマムにした時以外は変化がありませんでした。
ただし、フラットなEQ設定にしてあるアンプを通すとこのようになります。
上からブーストMin、12時、Maxの順番です。ゲインが増えたMaxの時は、高音域が落ちて低音域が上がってるのがわかります。
3段切り替えスイッチ
もう一度エフェクターのみ(アンプ無し)の波形に戻って3段切り替えスイッチを切り替えます。
オリジナルの5nfのコンデンサに合わせている時の状態です。波形で見るとほとんど変わらないのですが音を聴くと明らかに低くなったのがわかります。
因みに、この動画のピンクノイズはペダルを通した音ではありません。
こちらもアンプを通さずペダルだけをspectrum analyzerに通した波形です。